バルト三国のラトビアを拠点とする格安バス会社のエコラインズ(Ecolines)を使ってリガからリトアニア首都のビリニュスまで移動した。
リガ旅客駅周辺。
エストニアの首都タリンから鉄道を乗り継いでラトビアの首都リガまで到着してしばらく歩くと、路面電車やワゴン車みたいな小さなバスがたくさん走っていて、ソ連の地方都市といった空気にあふれていて最高だった。
市庁舎広場。
リガの旧市街と海洋博物館を3時間くらいで観光。
リガのバスターミナル(Rigas autoosta)は中央市場の隣にあった。リガ旅客駅の南西、旧市街の南に位置して歩いていける。
バスターミナル内は売店、コインロッカー、有人手荷物預け所、ATMなど必要なものが揃っている。
インフォメーションや国際予約窓口など。
Ecolinesの有人窓口。
Ecolinesのリガ発、ビリニュス、カウナス、ワルシャワ、ハンブルク、ブレーメン、終点オルデンバーグといった感じで27時間5分、2000kmくらいを走破する。
日本のキングオブ深夜バスと呼ばれる「はかた号」は14時間1100kmくらいなので、いかにヨーロッパが広いかがよくわかる。
エコラインズの公式サイトより。
エコラインズはグループでフィンランドからドイツ、イスタンブールくらいまでかなり広いエリアをカバーしているようなので今後も利用する機会がありそうだ。
リガからビリニュスまでの料金はエコラインズの公式サイトで購入して18.7ユーロだった。
チケットのメールやEチケットのPDFにはには乗り場のGPSの座標まで記載されていてとても安心できた。
2階席。
機材はネオプラン・スカイライナー。三菱ふそう製のエアロキングが製造中止となって日本で2階建ての高速乗合バスは珍しくなってしまったが、2階建てバス本場のヨーロッパだけに他にゼトラもあるようだ。
後方の座席。
1階席。
ちなみに、チケット購入時は平屋のバスだったが、当日になって機材変更になったらしく、4人のボックスシートで車掌のおばちゃんと相席になった。
高速バスでボックスシートになったのは初めてで、車掌が一般席に座ってるのもまず日本じゃお目にかかれないだろう。いや、そもそも車掌おらんか。
1階席の後方。
エコラインズのバス車内ではこのように航空機のような個人用モニタとUSB電源を完備。
まあ、ぼくの座席はボックスシートなのでモニタないんですけどねー。
座席の足元にはCタイプ電源コンセントもある。車掌のおばちゃんが親切に教えてくれたけど、スマホ2台持ちで必要なかったので使わなかった。
有料サービス用にお湯や電子レンジ付き?
トイレもちゃんとついているので安心。
リガラジオ・テレビタワー。
出発前に車外でめっちゃ揉めてるおっさんがいて15分くらい遅延したけど無事に出発。
リトアニア内外に行く国際列車が復活したらポーランドあたりからバルト三国とサンクトペテルブルクを通ってヘルシンキまで行ってみたい。
2階の最前列からの展望。
2階最前列の席はボックスシートで後ろ向きになってしまうので、せっかくの景色が見られないのはもったいない気がした。
ヨーロッパの長距離バスではこのように座席を2つ使って横になり、通路に足をはみ出して寝るのが習わしらしい。日本でやったら晒されそうだなあ。
11:00リガ発、15:05ビリニュスのところ13分遅延して到着!
ビリニュスのバスターミナルも店舗が揃っていて待ち時間も困らなさそうだ。
日本は鉄道の駅ナカが充実しているけど、ヨーロッパはバスターミナルがその役割なのかもしれない。
電光掲示板を見ると目的地も運行会社も様々な便があるようで。
エコラインズのライバル的ポジションのリュクス エクスプレス(Lux Express)のネットワーク。ヘルシンキからモスクワ、ミンスク、ワルシャワあたりを網羅している。
タリンもよかったけどビリニュスの旧市街も絵本みたいな世界が広がっていた。
リトアニア内外の国際列車消滅によりバスを仕方なく使用したけど、日本ではほとんどなくなった2階建てバスを利用できたのはよかった。夜行列車の運賃が高すぎる時や接続が悪い時は積極的にバスを活用していきたい。
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