ジョージア内の未承認国家アブハジア→ロシア・ウクライナ戦争以降はビザ発給されず入れないと判明


コーカサス地方で黒海に面するジョージア(グルジア)の中にあり、ロシア支配地域の未承認国家アブハジア共和国(画像左上の緑色)。アブハジアへ入るためにジョージア政府領事館に入境許可証を申請したらとんでもないことがわかった。画像はUnited Nations Cartographic Section, with amendments by User:ChrisO(パブリックドメイン)

モルドバ内にある自称独立国・沿ドニエストル共和国で発行されたプラスチック硬貨を探す→「ボードゲームで使えそう!」
モルドバの領内で親ロシア派の支配地域となっている沿ドニエストル共和国(トランスニストリア)を観光して独自通貨を探した(2021年9月訪問)。
2021年夏に新型コロナウイルスのワクチンを2回打ってすぐにヨーロッパに逃げて、モルドバ内のロシア支配地域の沿ドニエストル共和国と戦争半年前のウクライナに行くことができた。

2023年夏には沿ドニエストル共和国と同じく未承認国家のアブハジアへ行きたいと思ったので、いろいろ調べてビザを申請してみた。ジョージア側から入国する時はズグディディの検問を通り、アブハジア首都スミフの外務省の建物に2営業日以内に行ってビザを発給してもらう必要があるようだ。

Consular service
Официальный сайт Министерства иностранных дел Республики Абхазия
入境証の申請は上記からでき、7営業日で結果がわかる。土日をはさんで10日くらいかかるため気長に待っていたら、Gmailに迷惑メールと判定されたメールには衝撃の文言が書かれていた。



う、うそ、だろ……。

ちゃんと全部記入するのが面倒だったので職業など飛ばしてしまったのがまずかったか?など焦ったが、英語で検索してみると「ロシア・ウクライナ戦争勃発以降はアブハジアに入れた人はいない」という情報を入手した。ビザなしでアブハジアに入れる国民以外の外国人は、仮に入境証が発行されてもズグディディの検問は通れないらしい。

つまり、コロナ禍以降のアブハジアは南オセチアのようにロシアのダブルビザを取得してロシア側からしか入れなくなってしまったのだ。

ノービザでアブハジアに入れる人しか入境できない運用になっているにも関わらず、申請してからきっちり7日経ってから「残念だけど入れません」とだけメールしてくるのはひどすぎる。入れないならウェブサイトに記載するか、せめてすぐに返信してほしかった!

ジョージア西部のクタイシまでの航空券を購入して、ミニバスでズグディディまで行って入境する計画を立てていたので完全に予定が狂ってしまった。

アルメニアとアゼルバイジャンによって起こった2020年ナゴルノ・カラバフ紛争と2023年ナゴルノ・カラバフ衝突の結果、コーカサスにもう1つある未承認国家ナゴルノ・カラバフもなくなることが確実となった。残るロシア絡みの未承認国家も当分入れそうにないのでとても残念(行こうと思えば行けないこともないが)。日本に身近な未承認国家台湾がなくならないことをただひたすら祈るばかりだ。
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