世界一快適なシンガポール・チャンギ空港は意外にも寝るにはツライ


シンガポール・チャンギ国際空港

知り合いのアイマスPが続々とAnime Festival Asia 2014に参加するためにシンガポールのチケットを取り始め、中には金曜夜日本発、日曜朝シンガポール発という無茶なスケジュールの人も多いので、玄関口となるチャンギ空港の様子を解説。チャンギ空港は世界一のサービスでとても快適に過ごせる空港だったが、意外にも野宿するには厳しい環境だった。


まずエアポートガイドを手に入れる。

エアポートガイドは、シンガポールの街中には結構日本語の案内があるが空港のパンフレットは英語や中国語しかなかった。

チャンギ空港はちょっと特殊な空港で、一般的な空港はまず手荷物検査があって出国検査のところ、いきなり出国審査があり各搭乗ゲートで手荷物検査となっているので注意。



チャンギ空港のターミナルは全部で3つで「コ」の字になってそれぞれの間を無料トラムで移動できる。

スクートでシンガポールから台北経由で成田 台風で2時間遅延
スクートが台風で2時間遅延して4時間くらい深夜のチャンギ空港で過ごさなければならなった。成田空港バンコク・ドンムアン空港などLCCの遅延で何度か空港泊をさせられたことがあったので「どうせなら翌朝まで遅延してくれればまたネタになったのに」とちょっとがっかりしたのは内緒だ。



フリーインターネットのPCコーナーが至る所にある。

2011年にANAプラチナSFC修行した時は有人受付でWi-Fiパスワードをもらって2時間つなげる方式だったが、2014年に再訪した時は携帯番号を登録してSMSでパスワードを入力する方式に変わった?一応カウンターでも発行できるらしいが。



ユニバーサルタイプの電源を備えた椅子や机も多く、イギリスと同じBFタイプの変換プラグを忘れても充電できる。



こんな感じで屋内外に庭園がいっぱいあってテーマパークみたい。






スクートのゲートがあるT2ターミナルを歩くと、変なオブジェがあったりゆったりとテレビが見られるブースなどいろいろあるけど横になって寝られるような椅子が思いの外見当たらない。

リクライニングした状態の椅子もあるらしいのだが、ターミナル内が広すぎて見つからなかった。



ATMもたくさんあるので路銀が尽きたらキャッシングでしのげる。

Baggage Services – Changi Airport
手荷物預かりサービスは24時間単位でかなり安いので積極的に利用するのがよい。



無料でPCネットゲームが遊べるゲームルームや、Xbox360 Kinectで遊べる個室、PS3のゲームコーナーなど多彩。

映画館もあったが、壊れているのか音声のみで映像が流れてなかった。



マッサージ機もあったが故障が多く、2、3試したら全部動かずそれ以外は他の人が使っていたので諦めた。



子供向けのプレイグラウンドのエリアにあった青い椅子が横になれそうな感じ。



出国直後で搭乗ゲートがある2階に基本的な機能が集中してて、3階はラウンジやトランジットホテル、マクドナルドやコンビニなどがあった。



有料のアンバサダートランジットラウンジ(T2)。

5時間35.31シンガポール・ドルで食事やシャワー付き。シャワーのみ8.56ドル、仮眠できるナップスイートが3時間39ドルで延長1時間ごとに9.42ドル、3時間のナップスイートと2時間のラウンジのパックが58.85ドル。



セブン-イレブンに入るとカップ麺あった!

KOKAというシンガポールのカップ麺メーカーに日清シンガポールなど。中華系やマレーやベトナムなどシンガポールは多種多様なカップ麺に出会える。



マクドナルドとサブウェイが見えたけどサブウェイは電気消えて閉店してた。



たぶんシンガポールの街中と同じ値段なので空腹時は重宝しそう。



カップ麺のお湯ってどうすればいいんだろ?と聞いてみたら、ベビールームの近くにお湯のサーバーがあるらしく、コンビニで買ってすぐ入れられずちょっと探すのが手間だったけどこのように完備されていた。

水飲み場もトイレ付近に多く、シンガポールは水道水が飲めるのでドリンク代にお金かけなくても済む。職員さんも水筒に継ぎ足ししてるのも見かけたので大丈夫だろう。



トイレは荷物置いたり腰掛けるスペースもあってきれい。



ベビールームに寝やすそうなスペースを見かけたけど、さすがにここで寝るのは残念すぎるか。




明星食品で製造が日清シンガポールのシーフードカップ麺を買ってみた!

卵がなくて縦長の容器でない以外はほとんど日本のカップヌードルシーフード味と同じ?



やっぱり深夜の空港や機内で食うカップ麺はうますぎて生きるのが辛い!珍しくスープを全部飲んでしまった。





無料トラムでT1ターミナルに移動。こちらもいろんな椅子があるけどやっぱり横になって寝られるような椅子はない。



身長190センチくらいありそうなお兄ちゃんがこの椅子で無理やり寝てたのはかわいそうだった。



T1は深夜の便が少ないからか1時過ぎると結構お店が閉まってた。



T1の1階には祈祷室を発見して、入ってみたら案の定寝てる人を発見。

祈祷室で寝るのもモラルが問われそうだけど、日の出1時間前に礼拝の時間があるので少なくともその時間までには立ち去る必要があるだろう。




入口のこの椅子結構寝やすそうじゃね?



他にも4つ並んだ手すりなしの椅子を発見。1階はほとんど人が来ないので野宿する場合は穴場かもしれない。



T3に移動。いろんな種類の椅子はあるけどやっぱり横にはなれない。




手荷物検査を抜けた搭乗ゲート側には結構寝やすそうな椅子がたくさんあったけど時間外は閉鎖されている。



T2に円形状の柔らかい椅子があって、2階ではここが最も寝やすい場所ではないかと思った。



トラムの乗り場にも横に繋がった椅子があるけど誰も寝ていない。

シンガポール・チャンギ空港はサービス世界一で快適に過ごせる反面、聞いた話だと到着した人は有料のホテルやラウンジ以外では夜に滞在しないよう警備員さんが見回っているらしく、出発する人ももしかしたら場所によっては寝ていると注意されるのかもしれず、こういった場所で横になって寝てる人を全く見かけなかった。


時間が迫ってきたのでそろそろ退散。

三菱重工製の無料トラムは午前2時半から5時までは運行しないの注意。

あと10分くらい遅かったら終電に乗り遅れて超広いターミナルを「コ」の字型に遠回りして走った挙句に乗り遅れるという未来もあったかもしれないので超危なかった!



手荷物検査を抜けたらすでに搭乗が始まってほぼ全ての人が機内に入っていたのでギリギリセーフ!

世界一の空港は予想に反して野宿する人には冷たいということがわかった。まあ、過ごしやすければそれだけあてにする人も増えるわけで当然と言えば当然か。ただし、ほとんどはじゅうたんなので床で寝られるように敷くものを持ってこればいいだけなので工夫すれば困らないだろうか。シャワーも比較的安い。

ちなみにアンバサダートランジットホテルはシングルが6時間47.08ドル、以降1時間ごとに14.12ドルで予約もできる(2016年2月追記: 6時間まで55SGD、それ以降1時間20SGD)。物価の高い空港に4000円くらいで泊まれるのはシンガポールのホテル代を考えたら破格なので野宿なんかせずに大人しくここに泊まった方がよいだろう。

深夜にシンガポールに到着して翌日から観光したり、早朝シンガポール発の場合はアンバサダートランジットホテルに泊まるのがベストで、ラウンジがタダで使える人は乞食飯するのがオススメ。

シンガポールのカプセルホテルが1泊1663円朝食付の安宿で斬新!
入国後に観光で滞在する際はカプセルホテルという手がある。

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