【また台湾高雄か!】世界初の全線架線レス路面電車が世界最速で萌えキャラを起用!物価上昇と戦う魔法少女とか新しすぎる


台湾の高雄地下鉄橘線で「高捷少女」を起用したラッピング車両を走らせた高雄捷運。今度は次世代型路面電車のLRT(Light rail transit)でまたしても萌えキャラが登場!




世界初の全線架線レスライトレールの高雄捷運環状軽軌はまだ試運転中。運行本数も少なくダイヤもよくわからず訪問したがとりあえず見つけることができた。



車体の側面を見るといた!

ライトレールは改札がないので、「ホーム(月台)と車内の両方に切符読取機があるよ!」とドアに張り紙がしてある。



何もないところで止まって、しばらくしてゆっくりと走っていった。



籬仔內站(C1)。



この女の子は高雄のICカード・iPASS(一卡通)のイメージキャラで「魔法少女iPASS」の小帕(シャオパー)ちゃん。

「魔法少女iPASS」は、翻訳すると以下のようなストーリーらしい。

台湾のどこにでもいる普通の女子高生・小帕は、ある日突然、QB的な"小P"に契約させられて、魔法少女になっちゃった!それ以来、小帕は魔法少女として戦い物価上昇戦争に巻き込まれていく。
全線架線レス路面電車に萌えキャラを起用するのは当然高雄が世界初になるわけだが、ICカードのキャラクタとはいえ物価上昇と戦う魔法少女とか新しすぎて台湾すげえな!

正確には末尾に(?)がついていたのでネタっぽい感じのだが、高捷少女と比べるとストーリーは魔法少女iPASSの方が断然気になる。"なのは"と島耕作を合体させたようなわけのわからない世界観を思わず想像しちゃったので、ガチなストーリーでアニメ化してほしい!

小Pとオレンジ色の猫耳しっぽな魔法少女形態の小帕はこんな感じのようで。



高雄のiPASS(一卡通)と台北の悠遊カード(EASYCARD)。

どちらもSuicaのような交通系ICカードでMRTやバス、コンビニの支払いなどに使える。台北も高雄もMRTはICチップ埋め込みのコイン型トクーンで乗車するが、悠遊カードやiPASSを使うと運賃が割引になる。

高雄の艦これオンリーだけに高雄も多め!コスプレのレベル高すぎて台湾ずるい!
艦これ高雄を訪問した時は、iPASSは台北で使えるけど悠遊カードは高雄で使えないという相互利用の過渡期だったっぽい。

iPASSを購入した当時は五月天(Mayday)という台湾のロックバンドの絵柄しか選べず。魔法少女iPASS絵柄のものもあったらしいが、すでになくなってた。




自然に優しいライトレールだけにエコ・グリーンな小帕ちゃんの下に端末が。




伊豆急と高雄捷運がタイアップしてたのか。



伊豆急は夏色キセキのアルファリゾート21を走らせていたので、いつか小帕ちゃんが伊豆半島を走る日が来るかもしれない?




ライトレールの車両はスペインのCAF製(Construcciones y Auxiliar de Ferrocarriles)で車両前面に「CAF」とロゴもある。



スペイン・セビリアのCAF製ライトレール。

日本だとCAFは馴染みがないが、高速鉄道、都市鉄道、ライトレールなどの車両が世界中で走っている。



ライトレールは最終的に高雄を十字に走る紅線と橘線を囲うような環状線になるが、まだ籬仔內站(C1)、凱旋瑞田站(C2)、凱旋瑞田站(C3)、凱旋中華站(C4)の4駅間の運行。



しかも、C1からC4までの片方向のみなので事前応募した客運搬用のシャトルバスが運行されていた。



道路と線路が交差するところは黄色く塗られて踏切っぽくなっているが遮断機はない。



この先はまだ線路が切れていた。



凱旋瑞田站(C2)。




前鎮之星駅(C3)。

MRT紅線の凱旋駅との乗換駅になり、駅舎や上を通る歩道橋が直線や曲線をうまく使った現代建築になっててきれい。




駅名標やまだ使えない自動券売機。



電光掲示板。



駅のホームで線路の上を見上げると、列車が停車中にパンタグラフを上げて充電するための架線が設置されているのがわかる。

新型蓄電池車両「アキュム」 近未来っぽいと思ったら すごく…電車です…
日本だと、JR東日本の烏山線で導入された蓄電池駆動電車アキュム(EV-E301系)が同じように駅でパンタグラフを上げて充電を行う。




MRTの駅や車両の中でもこのように魔法少女iPASSの小帕ちゃんを見ることができる。

高雄の大型ショッピングモールの夢時代(ドリームモール)のレストラン街で300元以上食べると小帕ちゃんの特製iPASSケースがもらえるイベントをやってたらしいが、すでに終了してた。

高雄で会った柳生十兵衛さんによるとライトレールの車内はこのようになっているようで。日本も軌道内に入るのは法律違反になるが、台湾でも同様のようで、妖精の艾兒(アイアー)が罰金をチラつかせてアピール。

顔面蒼白の小帕ちゃん。

「踏切内は罰金が倍になる」とか「無賃乗車は運賃の50倍」など啓蒙ポスターが多数。物価上昇戦争に挑む魔法少女iPASSだけに車内のポスターもハードな内容で、小帕ちゃんが現実社会の厳しさを豊かな表情で教えてくれる。

他には「ホームで改札し忘れた?だったら車内ですればいいじゃない!」というのもあるらしいが、なぜ顔面蒼白なのか謎すぎる。


最初はライトレールにも高捷少女がいるのかと思ったが、同じSIMON(希萌創意行銷股份有限公司)企画の魔法少女iPASSの方が起用されており、しかもストーリーがちょっと変わってる。世界初の全線架線レスのライトレールに採用されたということで、高雄と魔法少女iPASSにはこれからも世界の最先端を走り続けてほしい。

高捷少女痛車がすごすぎて台湾の萌え文化はもはや日本を軽く越えていった
台湾高雄地下鉄のマナーポスターがやばい
高捷少女の詳細はこちらで。

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