まるで宇宙船みたいなドイツのフランクフルト国際空港
どこかの国の首都にある空港では2013年になってようやく空港内での野宿が認められたが、世界では空港で寝るのがわりと一般的らしいと聞いたので試してみることに。ドイツの海軍記念館でビスマルクを見たりして帰国する際、利用した航空がANAの午前便で寝過ごすのがわりと怖かったのもあり、つい怖いもの見たさで深夜のフランクフルト国際空港にやってきた。
高速鉄道のホーム。
フランクフルト中央駅からフランクフルト空港駅までは高速鉄道ICEや近郊電車のSバーンで15分ほど。Sバーンは24時間運行らしく、どこかの国の首都空港とはアクセスが桁違いに便利。ただし高速鉄道とSバーンのホームは別なので注意。
新しいショッピングセンターがオープンしたらしくずいぶんときれい。
コンビニでおみやげを獲得。
HARIBOはドイツ行くまで知らなかったけど世界最大のグミ会社らしく、ICEやホテルでお茶菓子代わりに配られるので気に入った。もっとも日本でもドン・キホーテなどどこでも買えるけど。
フランクフルト国際空港にはターミナルが2つあり、ANAはルフトハンザドイツと同じスターアライアンスなので第1ターミナルへ。
結構広い。
22時過ぎにターミナル内へ入ると閑散としており、フライトボードはすでに明日の便の時刻がビッシリでカウンタも閉店間際。
普通の椅子やソファーなどいくつか種類があって寝やすそうな深い傾斜の椅子も。横並びの椅子は手すりもなく横になりやすい。
ロッカーはないが下の1階に有人の手荷物預け所が24時間やってるので利用するのも手。ただし、2時間まで4.5ユーロ、24時間まで7ユーロで、夜間預けて1000円くらいになってしまうので悩んだ末にやめた。
治安がどのくらいかわからなかったのでベンチで股の間にナップサックを挟んでかなり警戒した状態で横になったが身の危険を感じることはなかった。消灯と職務質問はなかったと思う。
こんな感じで無防備に爆睡していても誰も盗ったりしないのでなかなか安全だな!
ただし、無料のWi-Fiは30分しか繋げないようなので注意(60分に延長されたらしい)。ちょうどT-MobileのSIMを使いきって64Kbpsに制限されてほとんど繋がらなくなってしまったので諦めて寝ることに。
夜をあかして出国手続きをするとカジノまであった。この後セネターラウンジでシャワー浴びてさっぱり。
翌月にバニラエアの遅延で成田の出国エリアで野宿させられ、更に翌月も成田で野宿することになったのでまさかの3ヶ月連続空港野宿となってしまった。
国際金融都市のフランクフルトはかなり移民が多くて街を歩いたり鉄道に乗ったりするときは若干不安だったが、空港は意外と治安もよくて驚いた。売店は24時間開いてるところがあり、椅子の数も鉄道駅やショッピングセンターの方までいけばかなりの数があるので難民になることもないだろう。さすがロンドン、パリに次ぐヨーロッパ三大空港だけのことはある。