2014年03月23日(日)

LCC早朝便で成田空港に野宿するのがオススメできない理由


2012年から日本でもようやく広まり始めた格安航空LCC。24時間営業でない成田空港では去年に夜間のターミナル運用についてという注意書きが追加されて、実質野宿できるようになったので夜間の空港の様子はどんな感じなのか見てみることに。



成田空港へ到着する終電は、京成上野21:04発成田空港行き……ではなく、羽田空港国内線ターミナル21:16発芝山千代田行きである。成田空港によって分断されてしまう地区への輸送手段として建設された芝山鉄道への終電を使うと20分くらい遅く着ける。
追記: 2014年11月8日より23時から24時頃に成田空港に着く通勤特急やイブニングライナーが増発。



着いたのは成田空港駅でも空港第2ビル駅でもなく東成田駅。

ここはかつての成田空港駅で遠目に使われなくなった駅名標が見える。

成田スカイアクセス 新型スカイライナーのついでに成田空港周辺を探検する
もう二度と来ることはないと思っていた東成田駅にまた来ることになるとは。



成田空港第2ビルまで500メートルの地下通路を歩いて……と思ったらシャッター閉まっとる!

夜間は23:15から5:20まで閉まるようで、「空港にたどりつけない!」と一瞬焦ったが、まあ外から行けばいいだけなので。



ターミナル連絡バスも当然ない。



検問の人が丁寧に道を教えて下さり成田空港第2ターミナルへ。



野宿できるのは1階と2階の一部のみで23:30頃に到着階の1階に入るとまだ椅子に座っている人が多数。



国内線出発階の2階に上がってみると、すでにベンチで寝てる人が。

幸い開いているスペースが見つかったので今日は2階で野宿することに決定。空港税はあまり意識することなく払っているがこういう時のためにあるのかと納得。ちなみに一部だけ動いているエスカレータの音声がクソうるさいので注意。

そもそも成田空港に野宿する気なんてこれまでまったくなかったのだが、バニラエアの遅延で出国エリアで野宿させられたのがきっかけで空港泊自体に抵抗がなくなり、「そういえば成田空港も事実上野宿を認めたんだったな」と思い出して、せっかくだから松山便を利用するついでに調査してみるかと思った次第である。

人間堕ちるのはどうしてこうもたやすいのか。



午前1時になると消灯される。

警備員が頻繁に通るので世界の空港の中ではかなり安全な部類だと思うが貴重品の管理は注意。



かなり静かになって1階の人もみんな横になっている。

ちなみに、通路やトイレに電源があるが、携帯電話の充電などは電気窃盗になるだろう。




4階に24時間営業のセブン-イレブンが開業し、ATMや必要なものがだいたい揃うのでかなり便利になった。

通路はロープで他には行けないようになっており、あちこちにセブン-イレブンへの案内板が出ていて動線をきっちり確保。



リンガーハットとタイアップした長崎ちゃんぽんのカップ麺が出たばかりだというので、うっかり200円もする高級カップ麺を買ってしまった。

やっぱり機内や空港で食べるカップ麺うますぎてヤバイ。



消灯は3時半で終了。ターミナルの営業が始まり、東京シャトルやTHEアクセス成田などのバスで到着する人が入ってくるので徐々に騒がしくなってくる。結局、朝までに警察による尋問の風景を見かけることはなかった。



セキュリティチェックは4時半から始まる。ジェットスターのカウンタを見ると結構人が。



6時や7時代のジェットスターって結構あるんだなあ。


成田空港で一夜を明かしてみて気がついたのは、ジェットスタージャパンを中心に早朝のLCCが増えて成田空港で野宿する人も増えているのか、空港は肘掛けのない椅子を増やしたようだが、全員が横になるには少々足りない。壁際に座り込んだり隅の方で床に寝てるグループもいて難民キャンプさながらの様子。

意外と快適?始発便のため深夜の羽田空港国際線ターミナルで野宿する
どこでも寝られる羽田空港と比べると差は歴然。

椅子は背もたれ方向に傾斜がついているタイプで横になると片方に偏るのが気になり、消灯時間も短いのでかなり旅慣れてる人でないと休むのは難しい。

驚いたのは女性グループやカップルもチラホラ見かけたこと。2人以上だと成田菊水ホテルマロウドインターナショナルホテル成田など早朝のシャトルバスや早朝LCC専用プランのあるホテルに1人あたり2000円代で泊まれるのでホテルを利用した方がよいだろう。成田駅からホテルへのシャトルバスを利用すれば終電をもっと遅らせることもできる。



2012年に成田ビューホテルに泊まった時は2人で5400円だったので1人あたり2700円だった。送迎ありでリフォームされてソファーまでついてる部屋でなかなか居心地よく、成田空港周辺のホテル経営ヤバイんじゃないかと心配するレベルだった。

1人だとホテルは若干高くなってLCCを利用するメリットが減るので、津田沼のネットカフェで寝て京成津田沼05:14発→東成田05:57着か、成田のネットカフェで寝て京成成田駅03:10か04:00発の京成バスの深夜急行バスを利用するのがよいだろう。座席でよければ東京シャトルやTHEアクセス成田の夜行便を予約するか、予約なしの京成バスの深夜急行バスを使えばいい。

関空だとシャワー付きでネットカフェ風のKIXエアポートラウンジもあるし、ターミナルでは毛布も貸してくれるようなのでこちらも試してみたいが(リフレッシュスクエアのフラットシートに泊まった例)、成田空港では海外の空港のように寝る前提の椅子がなく(ドイツ・フランクフルト国際空港の例)、そもそも椅子の数が少ないので諸外国から来た人が乗り継ぎで泊まるのはともかく、早朝LCCを利用するのに野宿はオススメできない。


追記:
成田空港LCCのため難民にならず成田駅のネットカフェに前泊する方法
次はネットカフェを試してみることに。

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