「きれいな廃墟だ」パリの街並みを再現したゴーストタウン 杭州・広厦天都城が中国の不動産バブルの成れの果てすぎる


中国最大の都市・上海から高速鉄道で1時間で行ける浙江省杭州。パリの街並みを再現した新興住宅地が造成されるも、入居者がほとんどいなくてきれいなゴーストタウンになっている「広厦天都城(广厦天都城)」に行ってみた。2017年訪問


広場の中心にはエッフェル塔



エッフェル塔だ!

タクシーを降りると目の前にはエッフェル塔。広厦天都城はフランスのパリを再現した街なので小さいエッフェル塔があり、本物よりも小さいとはいえ相当デカイ。

そういえば、パリは4回行ったことあるけど、エッフェル塔を下から見上げたことは一度もないな。広厦天都城に来てよかった!



この謎オブジェはいったい……。

本物のパリには存在しない現代芸術が見られるのもの中国のパリの見どころ?


人がほとんどいない中国のパリ市街






本当に人いないな……。

白い壁に青い屋根のパリっぽい建物が軒を連ねている。公園のようにきれいに整備されているけど人がほとんどおらず、本当にきれいな廃墟になっていた。

期待した通りの風景を見ることができて大変満足。


フランス庭園を再現した天都城歓楽四季公園


天都城歓楽四季公園。

こちらはフランスの庭園を再現した公園のようで、入場料が50元かかった。



先程の広厦天都城を一望できる。




結婚写真やロケなどの撮影に使われているようで教会もある。



ここが中国であることを忘れさせてくれるな!




ホテルもあるけど、やっぱり人がほとんどいない。


少ないけど確実に人は住んでいる



「パリを再現したゴーストタウン」「きれいな廃墟」などと聞いてたはいたけど、実際に広厦天都城を歩いてみるとスーパーが営業していたり、窓を見ると洗濯物も干されているので、完全に無人というわけではないようだ。

少ないけど確実に住民はいて、たまにすれ違うので観光客気分できてしまったことを申し訳なく思うシーンも。


広大すぎる造成計画


地下鉄の乗り入れ計画もあるのか、エッフェル塔の隣には鉄道車両の実物大模型も。



いやあ、広大ですなあ。

実物大鉄道模型のある建物内はマンションの商談ブースになっているのか、街の模型や間取りが貼られていた。パリを再現した集落を取り囲むようにもう少し高層のマンションがそびえる一大新興住宅地じゃないか。

しかし、パリ市街を再現した建物より高いマンションを建てたら、せっかくフランス風の新興住宅地を造ったのに眺望が悪くなってしまうのではないかと思った。本当に何も考えていないのか、もしかしたら複数のディベロッパーで調整できずにカオス化しているのかもしれない。



これで100平米くらい。おひとついかがですか?


空から広厦天都城を見てみよう








はい、壮観ですねえ。

エッフェル塔の背後にそびえる別のマンション群まで見通すとフランスなんだか中国なんだかわけがわからなくなってくる。


広厦天都城までのアクセス・行き方


上海から杭州までは高速鉄道で1時間。中華新幹線の切符やホテルはTrip.comで購入できる。中鉄銀通カードを作れば上海から杭州止まりの列車ならICカードをピッとかざすだけで乗ることができる。
予約なし切符なしで中華新幹線に乗れる!中国のEX-IC 中鉄銀通カード
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杭州東駅からは天都城までは往復とも流しのタクシーを使ってしまったが、杭州東駅または杭州駅についてからは杭州地下鉄1号線(赤色ライン)武林広場駅から535番バスに乗ると天都城まで行くようだ。

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「交通聯合カード」苏州交通一卡通(Jiangsu T-Union) 中国では経済発展に伴って地下鉄も増え、交通系ICカードも普及が進んでいるが、都市ごとに乱立しまくっているのは日本と同じ。
交通連合カードがあれば、杭州地下鉄やバスもICカードでらくらく乗れるので困らない。

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中国でのSIMカードによるデータ通信はタイAISを使えば2日間119タイバーツからと激安。


中国にはまだまだ無数の「鬼城」がある


このように、中国で住宅地開発を行ったものの部屋の買い手がほとんどつかずきれいな廃墟になっているゴーストタウンを「鬼城」と呼ぶ。

2013年くらいにテレビで「中国12大鬼城特集!」みたいなのを見たけど、今や鬼城は50以上あるらしい。鬼城だけではなピエリ守山みたいなくゴーストショッピングモールもあるらしいので中国のスケールの大きさには驚かされる。新型コロナウイルスで外出規制なんかしなくてもきれいなゴーストタウンがたくさん拝める中国の鬼城を今後も回っていきたい。

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