フィジーのサンベト泥温泉とモミ要塞への行き方 バスと徒歩が面倒なので屈してタクシーを使ってしまう


太平洋の地域大国であるフィジー。ナンディ国際空港やナンディタウン周辺から主要観光地のサンベト泥温泉とモミ要塞へ移動した。執筆時の1フィジードル=65円。


サンベト泥温泉 Sabeto Hot Spring And Mud Pool


サンベト泥温泉(Sabeto Hot Spring And Mud Pool)の70度の源泉。

フィジーの泥温泉は日本のテレビでも放送されて有名なスポット。






泥を身体に塗って乾燥させ、4つの温泉に順番に入って泥を落としていくというものだった。

泥を塗った後はカタコトの日本語でおばちゃんが施設内の土産物などを案内してくれる。

そして、泥がカラッカラに乾いた後に最初の温泉に入ると、前の客が落とした底に泥がたまっており、足が奈落の底に吸い込まれるような「ヌルッ」とした感覚に襲われて思わず「あああッ……」と声が出てしまったのでぜひ体験してみてほしい。また、最後のプールみたいに見える温泉も42度くらいあり、常夏の国で熱いプールに入るという不思議な体験ができた。


泥温泉とフィジー式マッサージ料金

  • 30FJD: 大人入場料(子供は半額)
  • 15FJD: 見学のみ
  • 70FJD: マッサージ60分
  • 40FJD: マッサージ30分
  • 20FJD: マッサージ15分
15FJDで見学のみも可能らしく、時間がないけど施設を見てみたい人や同行者についてきたけど温泉には入りたくない人にはよさそう。記載されていない隠れメニューとしてフィジー式マッサージは15分20FJDという設定もある。15分でも、足、背中、手、頭と一通りやってくれるので非常によかった。ココナッツオイルを塗られて太平洋っぽく太ったおばちゃんにもみくちゃにされるプレイを楽しんでほしい。

飲み物としてココナッツは5FJDで買え、常温のものと冷蔵庫に入っているものがあった。

問題点としては手荷物を入れるロッカーはないため更衣室の近くに置いておくしかない。荷物が取られないかずっと目線を送っていたらおばちゃんから「ダイジョウブダヨー」と言われてしまった。


モミ要塞 Momi Battery Historical Park


太平洋戦争で日本の進出に備えるも使うことはなかった要塞が保存されている。



2基のBL 6 inch Mk.VII naval gunや弾薬庫などが保存されている。入場料は以前は5FJDだったようだが10FJDに値上がりしていた。

観光客はほとんどおらず海を臨む要塞をほぼ独り占めできるのでここも行くべきスポットだ。


サントベ泥温泉とモミ要塞へのアクセス


ナンディタウンのタクシー。



サンベト泥温泉からナンディ国際空港とナンディタウンを経由してモミ要塞を繋いだ経路。

サンベト泥温泉とモミ要塞はナンディ周辺の島の外周を走るクイーンズロードからかなり離れており、クイーンズロードを走るバスやミニバスから降りて徒歩で行くとかなりしんどい。

サンベト泥温泉はクイーンズロードの分岐点から3.8km、モミ要塞にいたっては8.4kmもある。モミ方面へ行くミニバスにうまく乗れた場合は徒歩で3.4kmほど。泥温泉とモミ要塞の付近の道はダートで車はほとんど通らずヒッチハイクで行ける可能性はかなり低い。



モミ方面へ行くバスだと思って写真を撮ったけど、フィジー マリオット リゾート モミベイへ行くシャトルバスかもしれない。


公共交通や徒歩で行くのは絶望的だったので諦めて素直にタクシーを使うことにした。空港付近のホテルに呼んでもらったタクシーだとサンベト泥温泉へ行って1時間滞在し空港まで送ってもらって50FJD。

ナンディタウンからモミ要塞への往復と1時間の滞在は70FJDだった。フィジーはタクシーの料金日本や欧米と比べればそこそこ安く、料金メーターがあるケースとないケースがあり、運転手の言い値は相場通りであることが多い反面、値切る文化はあまりないようだった。明らかにナメた料金でなければそのまま乗ってしまってよさそうだ。


板橋の大和タクシーも走っているぞ!

また、Sabeto Hot Spring And Mud Poolへ送迎付きのツアーで行く場合は1人95FJD、2人以上だと1人70FJD(空港付近のホテルの場合)。もう1つ隣にあるTifajek, Sabeto Hot Springs and Mud Poolだと1人85FJD、2人以上で1人60FJDのようだった。それぞれ英語で検索すると出てくる。値段を見てわかる通り、ツアーと比較すると1人でもタクシーを使った方が安いのだ。

宿泊したナンディダウンタウンホテルに貼ってあったレンタカー料金は、トヨタカローラが1日120FJDから。フィジーはイギリス領だったので左ハンドル。泥温泉とモミ要塞にだけ行きたい場合はレンタカー代とタクシー代が同じ料金になるため、空港付近にやナンディタウンに滞在する場合はタクシーを使った方がいい。


おまけ: バスのICカード


フィジーのマックスバリュである。

フィジーのボーダフォンショップではバスのICカードを買うことができる。ナンディ国際空港で入国して税関を抜け外に出る手間のところにもボーダフォンショップがあるためそこでICカードを買ってトップアップすることができる。空港からナンディタウンのバスターミナルまでは片道2FJD未満。

サントベ泥温泉は朝8時からやっているので、昼に出発する成田便に乗る前に行ったらちょうどよい時間潰しになった。観光用のサトウキビ列車はコロナで廃止となりレールバイクになってしまったようで残念だったが、泥温泉とモミ要塞はどちらもナンディから半日以内で行けるので乗り継ぎの合間に観光するスポットとしてとてもよい。


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